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最低野郎生存

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明らかに只者じゃない気配の持主

詰みそうな所を騙し騙し進み、なんとかメカどもを撃退した一行。今だに出口は見えずに、もうダメか、ここで詰みでやり直しになったらさすがにもう最初からやる気力はないぞ、もう強敵との戦いは勘弁してくれと思いながら進んだその先、厳重に武装した敵の一団に行く手を阻まれました。敵一団の中心に立つのはこれまでの幹部とはひと際違ったオーラを纏ったEmperorと名乗る男。この牢獄内を皇帝の名の通りに牛耳る存在として以前から名前が挙がっていた人物です。最後の戦いか。

ギリギリの状態ながら、避けて進むようなルートなどもないため、ここは死力を尽くして戦いに入るしかありません。だがしかし、戦ってみるとすぐに分かるEmperorのその強さ。これまでに戦った半端じゃない強さを持つ幹部連中をさらにもう一段階超える強さを持ち、まともに接近戦を挑んでもこちらが数ターン持つかどうかという戦いになり、全く勝ち目がありません。幹部連中から続いてのメカとの戦いもそうでしたが、これはもう人間の範疇を超えた怪物相手との戦いと考えて備える必要があります。



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通常戦闘で戦うのは自殺行為。火薬に頼るしか。

そんなわけで接近戦でやり合うのはそうそうに諦め、残った爆弾、火炎瓶等をフル動員しての戦いに。全員でバックパックや片手に爆弾を持ち、戦闘開始と同時にとにかくぶん投げる。これです。身も蓋もない戦い方ながら、人間の戦闘力ではこの連中とやりあうのは不可能なのです。人間と獣では、人間が銃を持って初めて対等になれる。そんな格言がしっくりとくるほどの人外なので、火薬の力を使うしかありません。爆弾は以前に説明したように回避はほぼ不可能な計算になっているため、クラフトレベルにもよるけれども、3,4個も投げておけば倒せるか、倒す寸前の所まで追い詰められるでしょう。また、火炎瓶系の武器は爆弾に比べて地味なためにあまり使わず、在庫が余り気味になりがちながら、数が貯まっているならまとめて使い一帯を火の海にすることで、爆弾以上の威力を叩きだせる場合もあります。爆弾の在庫がないけれど火炎びんならあるという場合は、こちらを使って頑張りましょう。ここで戦闘用アイテムの在庫がなくなってしまったという人は、よほどの戦闘特化ビルドにしていたとしても、ほぼ無理に近いのではないでしょうか。それか仲間が二人くらい死ぬつもりになって挑めばいけるかという所。まさに最後にふさわしい強さの相手です。



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終わりかと思ってたら、半泣きで戦う一行。

そしてEmperorを倒して地上へと脱出に成功する一行。エンディングかと思ったら、普通に警備兵に見つかって戦闘になりました。本気か?もう戦闘アイテムも使い切ったし満身創痍だぞ。とんでもないトラップにこれはもう失敗したと思いつつも、またEmperor戦でアイテムを温存しながら戦う気力もないし、とりあえずそのまま進行へ。幸い警備兵の連中は、皆がいい装備を持ってはいるものの地下のボスクラスのような人外はおらず、人間の範囲内にとどまっているために傷ついたメンバーでもなんとかなります。途中兵舎から増援が現れたりと数は多いのがやっかいですが、ここは毒や砥石などの残るブーストアイテムを使うなりすれば突破できるでしょう。

地上にある牢屋の監視施設を制圧した一行。室内にいる監督者と会うもずいぶんと落ち着いている様子。それもそのはず、既に囚人が反乱を起こしたことは別にある軍事拠点に知らせが伝わっており、今やこちらには軍隊規模の制圧部隊が向かっている途中だというのです。せっかく地上まで来たところで、もはや自由には届かないのか。ここから選ぶ道は、向かってくる制圧部隊を打ち破って逃れるか、監督者を脅しつけてなにか他の手を探るかしかありません。さすがにさらなる戦いを選ぶ余力は全く無いので、監督者をどうにかする方向で。実績をみると戦って突破もできるようだけど、現状どう考えても不可能です。



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脱出。しかし安息の地となるのか。

警備の兵を打ち殺し、脅迫をかけると、彼は地下でみた不思議な機械の施設の中に、物体をはるか離れた所へと送る装置がある事を話してくれました。転送装置ってやつですね。ファンタジーと思いきやメカがあり、転送装置もあってなにやらマイトマのような世界観です。我々のいるこの世界は、巨大な宇宙船の中なのかもしれません。本編でもこういう物語が展開されるんだろうか。何はともあれ、この装置でさっさと脱出だとさっそく使おうとすると、監督者の口から転送エネルギーはただ一人分しかないと衝撃の事実が知らされました。

十数分後、血を流して倒れる仲間達を見下ろすように、ただ一人立つ主人公。外道だ。冒頭から最後までとにかく生きる、生き残る事が命題であったので、それを最優先事項として行動をとるのは間違ってはいないのですが、まさに最低野郎。ただ一人生き残って転送装置を潜ると、その先は不可思議な遺跡へと繋がっておりました。これが安息の地となるかは語られず、物語の終わりとなります。



クリア。強烈な難易度と個性を持ったRPGでした。最初に言っておくと、他作品の感想でもときどき書いているように、個人的には難易度の高いRPGというのは大嫌いな部類に入ります。というのは、高難易度ということは何度も試行錯誤を繰り返して学習しながら攻略ルートを考えて進めていくものであり、その数多くのリトライを必要とする仕組みが、1プレイに時間がかかるRPGとは大変に相性が悪く、また攻略ルートの構築では結局のところ数少ない正解ルートを探す事になり、これまた自由な遊び方をするRPGとは相性が悪いと考えているからです。

ACTやSTGならばどれだけ難易度が高く、何十回もリトライをする事になろうともその感覚が数分や十数分くらいなので苦にはならず、実際に魔界村なんかのACTは何度も死にながら楽しんでハマっていた経験があります。しかしRPGで高難易度となると、数十時間プレイした後で、そのビルドじゃクリアできないから最初からやり直してねという現実を突きつけられる羽目になったりするわけで、大半の人はふざけんなとなる事でしょう。これに挑戦意欲を掻き立てられるような人は、よほどのRPGマニアか暇人、もしくはその両方を兼ね備えた学生時代の自分みたいな奴くらいのもんです。

この作品はまさしくそういった高難易度RPGなわけなのですが、その最初から殺しに来ている難易度ゆえに、ビルドによっては開始10~30分程度でもうこの先生き残る事はできないよと知らせてくれ、苦にならない早い段階で何度もリトライを行い生き残る術を叩きまれるため、後半での詰み発生が起きにくい作りになっています。後半でも詰みかかっていたので、ここで詰んでいたらまた評価も変わってきたでしょうが、最後までなんとかたどり着けました。

またそれ以外のマップや進行は、最初からシンプルに短めかつ一本道にまとめられているので、一見自由度が高そうだけど実質攻略ルートに沿わないといけないような作品とは違い、最初からその一本道の中で純粋に攻略=生き残ることだけに集中できるようになっています。作品自体は非常に短く、もし最初から攻略情報を得て進んだら10時間少々でクリアできるくらいでしょうか。その短さも含めて、集中しての攻略を楽しむことができます。リトライで試行錯誤する時間も含めて、十分に普通のRPG一本分の満足はできますしね。短さがいい具合に作用しています。

短編で何度かリトライで遊ぶのが前提な、少しローグライク的な要素もあるRPGとして考えると、非常に面白い作品であると思います。本編である「Age of Decadence」の方がこの難易度のままで長編になっているような気がしてきて、少々不安ではありますが、こちらもまた挑戦してみたいですね。人は選ぶもののオススメです。
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[ 2020/02/28 14:57 ] PCゲーム Dungeon Rats | TB(0) | CM(0)

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