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Tyranny その9(完)

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アルコンとの対決

激突の予感を感じながら、ディスフェイバードの駐屯地ストーンハースへ。ここまでこじれるともう修復は無理だろうと考えていた予感通り、出会う相手とは問答無用での戦闘が始まります。そうして砦の中まで進んでグレイブンアッシュと対峙。ここではいくらかの会話がありましたが、やはり相手の結論は決まってしまっており、彼は配下へ攻撃の号令をかけました。

戦闘開始。ただ規律を重んじる集団だからか、全軍でのフクロにされるという事はなく、数人単位の小隊を繰り出しくる形でのバトルとなります。なかなか騎士道をわかってるじゃないか。それでも一波を撃退した途端に次が来るから、しんどいことには変わりないですけど。新手はマップ奥の方から出てきますので、全員が奥に固まっているような状態で次のを呼ぶのは危険です。相手が残り1人になって勝ちが見えたら、一旦距離を取って体勢を整えてから戦うのがいいですよね。

幹部クラスを全て撃破したら、いよいよグレイブンアッシュとの戦い。鋼の集団ディスフェイバードのボスだけあって肉弾戦に特化した彼は、手にした戦槌から凄まじい威力の攻撃を繰り出してきます。特にスキルとして、しばらくのタメ時間をおいてから打ち込んでくる攻撃は強烈の一言。これは移動することで避けられるタイプのスキルなので、相手が溜めだしたら脱兎のごとく逃げ出しましょう。立ち止まり殴り合ってると死にます。

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多対多の混戦

戦のアルコンを打倒し、ボイスオブネラットの元へ。宿敵が滅びてパワーバランスが崩れたからか、ここで彼の態度が豹変。自分の僕になれと高圧的に迫ってきます。手を切ろう手を切ろうと思いながらここまできてしまいましたが、これでこちらの肚も決まりました。やってやろうじゃないか。第一相手の言い分を聞いても串刺しコースだしな。

そしてスカーレットコーラスを統べるアルコンとの決戦。こちらは見た目の通りの魔法タイプで、グレイブンアッシュとは真逆の戦いになりますね。戦いが始まるとすぐに、フィールドを囲む串刺し遺体から彼の犠牲になったものの幻影が召喚され、こちらに攻撃をしかけてきました。魔法タイプ1体だけなら、追いかけて囲めば好きなように料理できそうだけど、そこはさすがアルコン。いやらしい攻撃をしてきます。幻影は全員が名前アリだけに耐久力、攻撃力もあり、さらに倒しても倒しても湧いてくるという極悪さ。魔法タイプから近接タイプまで揃っているので、何が召喚されたかを見て、最適な対処しなければいけません。その間ボイスオブネラットは好きなように逃げ回り、攻撃魔法を打ち込んでくるとあって、これはグレイブンアッシュ戦より数段きついです。どちらかというと遠距離タイプのキャラクターのほうがネラットへの攻撃チャンスが多いので、近接チームを幻影にあてたほうがいいのかな。


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戦いの終わりと始まり

ボイスオブネラットも葬り、スカーレットコーラスの歓喜の声に迎えられる一行。やっぱりみんな怖がってたのね。これで激突していた二大アルコンを下した事になります。その前の段階では、司法と暗殺を担っていたアルコンも下していた事で、名実ともに主人公がこの地の支配者となりました。そんなつもりはなかったけど、いつの間にやら国盗り物語になったぞ。

しかしここで、大帝カイロスの軍がこの地に迫っているとの情報が飛び込んできました。カイロスの軍は戦いの終わった地を治めにきたものではなく、もはや部下のレベルを逸脱してしまった、こちらを討伐する構え。カイロスの恐ろしい力は嫌というほど聞いていますが、こちらも布告が発動できるようになっているから、条件は互角か?そうして迫りくるカイロスの軍をスパイアから眺めながら、一緒に戦ってきた仲間達の顔を見回します。見つめ返す視線は、いずれもこちらと運命を共にする決意に燃えたもの。それを確認すると、主人公はスパイアに力を集中し、眼下の軍勢に向けて布告を解き放ちました。カイロスとの長い戦いの始まりです。



クリア。プレイ前に見た目の印象で判断していた、どっしり安定したオールドスクール系の大作RPGかと思いきや、実際にプレイしてみると、思った以上に冒険をしている実験作という感想になりました。

まずPoEやBG等の上で言う大作RPGと比べると、なるべくわかりやすく簡便にという形になっているのが特徴。そう聞くと近年のカジュアル化作品にあるような、必要な要素まで削り切って名前だけが残ったようなRPGが頭に浮かんで悪い予感がしてきますが、この作品に関しては、そこを分かってる人がずいぶん上手く調整しているなと感じました。

パーティーを4名と少なくし、判定の種類や計算式をシンプルに。攻撃属性も少なく、スキルはパッシブ系の割合をかなり増やしています。また自分で選択する必要のない熟練度制度に、個人スキルはツリー制にして選べるように、さらに魔法は印章の組み合わせで効果を持たせる事で、基本スペルの数は少なく、そこに追加効果を系統立て幅広く増やす形にして分かりやすくしています。あとマップ面積も少な目。

こう並べると削りまくってるやんけと言われそうだけど、ここまで削っても普通のRPGよりちょい複雑なシステムだなーくらいになるのがこのタイプのRPGなので、いい調整じゃないかと思います。普段からこういったRPGをやってると感覚が麻痺しがちですが、やはり初めてやる人には敷居が高いんですよね。例えばBGなんかでも、基礎ルールや使える魔法を知っている人ならさっと入り込めますが、客観的にみるとあの基礎知識量やしょっぱなから渡される魔法の数と効果は、それだけでけっこう敬遠される物があります。人に勧めて挫折されたことは何度もありますし。十分な入り込み易さを確保しつつ、このタイプのRPGをプレイする楽しみを残して満足させるのは、なかなかできる事じゃないのではないでしょうか。

ただシナリオの駆け足感にはびっくり、中盤5本のスパイアが揃ったところで、いよいよ本当の戦いが始まりかなと思っていたら、打ち切りが決まった漫画かのような勢いで物語の要になるアルコン達を終わらせて、本当に別の意味で、本当の戦いはこれからだになりました。昔にちょっと書いたように、海外ファンタジー小説だと話の途中も途中でぶった切るように終わったり、激流から滝にダイブするような急展開はままあるのでそれなりに耐性はあるのだけど、それでもなかなかおどろくものがありました。小説だとハヤカワあたりは、続き物の一冊をさらに3分冊で発売したりなんてことをやりがちなので、そこまでいかなかっただけでもいいかなと前向きに考えれば、地域統一で終わりはまあありかなとも思います。

シナリオに関しては選択肢が非常に多いので、周回を楽しませたい意向があるのでしょうね。あとは2の作成を意識しているのか。今回はネラットべったりルートになってしまったのもあるので、もう一周くらいはしてみようかなという気持ちにはなっています。

それ以外の基本的なシステムやUIは洗練されていて、歩く速度を上げる機能等もデフォルトでついていますから、プレイ面は文句なしです。複雑化、高難易度化で先細りしないように、新たなユーザーを獲得しながら、かつこれまでのRPGユーザーも満足させようという意欲を盛り込んでいる。そしてシナリオを短めにし、周回して楽しめるスタイルを提案。その二つを取り入れた実験作という点を抑えた上で考えるなら、初心者から経験者までおすすめできる良作だと思います。
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[ 2018/10/22 21:40 ] PCゲーム Tyranny | TB(0) | CM(2)

乙でした、いやープレイしてくれる人ほとんどいなかったので
こうして記事にしてくれただけでありがたかったです
ネラットルート行く人多いのはなぜだろう
個人的にはレジスタンスルートに熱が入ったんですが

どもありがとうございました
[ 2018/10/23 11:11 ] [ 編集 ]

日本語のおかげでじっくり読みこんで楽しめました。
最初のミッションだけ向こうに理があるように思えるのが原因か、ネラットルート行ってしまいましたね。
コーラスでもディスフェイバードでもなくって選択もできるのですか。
引継ぎできるようですし、もう一周くらい試してみようかという気分になってます。

ファッ〇さんこそ、日本語化をおつかれさま+ありがとうございました。
[ 2018/10/24 08:22 ] [ 編集 ]

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