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Mignt and Magic 4+5 World of XEEN をクリア

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4と5が合わさる、World of XEEN

別PCでのんびりと続けていたMight and Magic 4+5 をクリアしました。前回マイトマ3をクリアしてしばらく経ったくらいから手を出していたので、おおよそ半年ほどかけてという長期戦でのクリアとなります。ようやった。最近は時間が取れなかったり、体力や集中力が続かなかったりで何かと長期戦になりがちなのですが、それでも以前だとここまで長期になると途中でどうでもよくなって自然消滅をしていたようなパターンが多かったので、今のリアル環境に適応しつつ、持久戦タイプのいいスタイルが身に付いているような気がして、ちょっと自信になっています。

そういえば読書なんかでも、最初のころは150ページくらいの短編でも文字だけの本なんてきついわと思っていたのが、今だと数十冊くらいのシリーズであっても、少しずつ崩していくのが楽しいというような感覚で読めていけますからね。1ページ、1冊ずつでも進めていれば、いつかは終わるもので、その1ページ1ページが経験と自信に繋がるのです。継続は力なり。止まっているように見えても進んでいるのです。積み重ねましょう。逆に積み重ねていけないローグライク系があまり好きになれないのは、こういったスタイルのせいなのかも知れません。



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3と同様の感覚で。

本題のマイトマの方は、4と5を同時にインストールすることでタイトル画面も変わり完全な一本としてプレイできるという異色の二本立て作品で、拡張パックともDLCとも違う圧倒的な世界の広がり方に楽しんでプレイをすることができました。ワールドマップは4,5それぞれのマップを各地にあるポータルや魔法で行き来しながら攻略していくため、単純にボリューム2倍。それプラス同時インストールによる追加ダンジョンなどの要素もあり、もうお腹いっぱいのメガ盛というレベル。長く楽しみたいという人は是非ともやってみましょう。

内容の方は3の流れを引き継いで、画面構成からルールまでほぼ同様。3を楽しめていた自分は、そのままの気持ちであっという間にハマってしまいました。敵味方のダメージ表示などが無い、それゆえに尋常じゃないほどのスピーディーさで展開する戦闘もそのまま。雑魚的は一瞬にして蹂躙できたり、逆に強敵に出会って一瞬にして全滅したり、はたまたきちんと考えないといけない戦闘だったりと、敵の強さに激しい上下がついていることもあり、常に緊張感を持っての冒険ができます。



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最終盤、インフレっぷりは半端じゃない

バランスに関しても3の流れをそのまま、むしろそれをさらに上乗せしたような、古き良き時代のアメ車を彷彿とさせるような、豪快なインフレを誇るアメリカン調整になっています。やっぱり今回も最初はライフが2桁スタート、100に入って強くなったなあなどと思っていたら、中盤以降から10万100万という単位で経験値やゴールドが入り始めて、最終的にレベルは100近く、ライフは1,000オーバーの世界に突入します。ただしそんな混沌の中でも、不思議と自然にバランスが取れているのも3と同様。冒険の中でずっとバランスの悪い理不尽な状況が続くという事はなく、適度に気を抜ける所、適度に苦戦する所がいいバランスで繰り返されていきます。ただ最終盤のドラゴン達など一部の強敵は、最強に鍛えぬいたパーティーでも瞬殺してくるような強さで、ちょっとやりすぎな感じはしましたが。

前作3とほぼ同様と言うことで、前作に習い覚えた知識も僅かな修正だけでほぼそのまま応用をできます。3のプレイ日記に途中で気づいて書いていた、Buff関係の有効さは今回も健在。やっぱり通常のステータスや装備からくる命中率回避率とは別計算になっているようで、これを掛ければ全然歯が立たないような相手にもあっさり勝てたりするようになります。Buff大事と覚えておきましょう。あとビーコンの移動も便利というかほぼ必須なので、使い手はなるべく多く揃えていた方がいいと思います。こちらはアイテムでも代用できはしますけど。



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世界は元通り。大団円。

このシリーズは非常に楽しめているので、このまま次は6にも突入をしてみたい所です。ただ次の6からはグリッド移動形式の3Dダンジョンではなく、世界をポリゴンで築いてのフリー移動形式を導入しているんですよね。他にも後の世代に続く革新的な所が多々あり、レビューなどでもシリーズ最高かとの評価も出ているくらいの傑作のようですが、この移動形式だと自分の3D酔いし易さと絶望的に相性が悪いのがアリアリと分かり、やや躊躇しています。試しに数分見た動画だけでもちょっと危ないくらいでした。また心身を練り上げた上で挑戦をしてみたいと思います。
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[ 2020/03/17 07:25 ] PCゲーム その他 | TB(0) | CM(2)

Acaratus ロボット組み立てバトル

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ロボゲーです。

Steamにオススメされた作品に手を出してみよう活動として、Acaratusなる作品を購入して、裏でぼちぼちとやっていました。作品としてはSRPGになるのかな。スゴロク状のマス目になっているフィールドを進み、買い物やイベントなどのマスを超えながら、敵のいるマスでは画面を切り替えての戦闘に移るというもの。

戦闘画面ではお互いが数体のロボットを繰り出してのターン制バトルとなり、グリッド制になっているフィールドを動かしながら、それぞれ特徴を持った武器を使って相手を殲滅すればOKという分かりやすいルール。そしてその操るロボット達は、手足や胴体、バックパックなどを手に入れたパーツから自由に組み替える事ができ、高機動遊撃ユニットや、近接壁ユニット、遠距離狙撃ユニットなどプレイヤーの戦略に合わせたロボット軍団を作り出すことができます。

ここまで聞くとKing's Bountyシリーズ的なSRPGに、フロントミッション的なメカ組み立て要素をプラスしたという、受ける要素を抽出して組み合わせたよくばりな一品に見えて、これは面白いんじゃないかという予感がひしひし。だったのですが、ところがところが。



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君だけのロボを作り出せ!

フィールドはスチームパンクな世界観に合わせて、無機質な記号よりのデザインになっており、世界観には合ってはいるのですが、そのためにどこまで行っても似たような雰囲気が続いているように感じてしまいます。またこのフィールドはローグライクゲームよろしくのランダム生成になっているみたいですね。ランダム生成だと何度やっても新しい展開になるという利点はあれど、それと同時に計算したマップ配置を作りにくくなるという欠点があり、この作品だと後者の欠点の方が大きく出て、デザインと合わせて相乗効果で、どこまで行っても適当にイベントを配置したようなマップが続くという結果になってしまっています。King's Bountyならそれぞれの島やエリアで特徴のあるフィールドを歩き回れたから、やってる事は繰り返しであれど、こういう感想は抱きにくかったのですけれどねえ。



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特徴的なスロット買い物

また買い物は、スロットマシーン式のランダム購入という珍しい形式が取られていて、お金を払ってスロットを回し、出た目のパーツの中から選んで購入をするというルールになっています。出る目にはパーツの他、隣のマスにある商品の能力をブーストしたり、値段を割引するといった効果の物もあるので、運が良ければ凄まじい性能のパーツを安値で買える時もあるなど、まさにギャンブルというデザイン。ただ回すだけでもお金がかかり、商品購入にはさらにお金がかかるので、ハマっているとあっという間に文無し間違いなしという危険なものであります。ここはなかなか面白なと思いました。



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フロントミッションっぽい戦闘。傑作になりそうなんだけど。

戦闘では組み立てたロボットを使ってのターン制バトル。ユニットはKBシリーズと同じスタック制を採用しており、ボディパーツのHPと、ユニット枠のレベルに応じたスタック数が与えられます。スタック制という事は頭数が十分にそろっていれば圧倒的な攻撃力を発揮する事ができて、逆にスタック数を減らされるとそれに合わせてどんどん攻撃力が下がっていくことになりますので、先手必勝で敵を削っていく戦い方が大事になるわけです。

なるほどこれは熱そうだと戦闘を繰り返し、パーツを組み替えて、理想のメカ軍団を作って敵を撃破する事を楽しんでおりました。パーツの組み合わせは多く、例えば足パーツは必ずボディ下に付けなければいけないというわけもなく、プロペラパーツをヘッド部につけて空を飛び、ボディ下と両手には重火器を付けての空飛ぶ砲台にするなど、人型ではないタイプも作れて色々無茶もできます。

このように戦闘は実にいい感じですが、組み立てが自由自在にできるという事は、その反面でユニット毎の特性や相性を考える必要がそれほどなく、戦闘は最強装備で固めた軍団を使い、撃ちまくって一方的に撃滅するというパターンが多くなってしまいがちです。武器の射程が全体的に長く、また大半の飛び道具は移動後の攻撃ができてしまうので、前述のスタックルールと合わせて、撃ったもん勝ちのなかなか大味な戦いが続くことになります。まあそれはそれで無双ができて大変に楽しいのですが。

コンセプトは非常に面白そうで、実際に面白いのですが、ランダム生成のフィールドと同じくほぼランダムで手に入る装備、そしてあまり考えることもなくさくさくすぎるほどに終わる戦闘によって、面白いんだけどなんだか味気なく、思い切りはハマれないという非常に惜しい作品に仕上がっております。もう一工夫で傑作に化けそうな感じなんだけど。メカ組み立て系のSRPGというジャンルはほぼ絶滅危惧種かというほどに少なくなっているので、それに飢えている人は買ってみるのもいいかと思います。
[ 2019/09/11 07:43 ] PCゲーム その他 | TB(0) | CM(0)

Willy-Nilly Knight でハマる

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ちょっとトーチライトっぽい?

Steamに推薦された作品をやってみよう活動として、Willy-Nilly Knightをプレイしていました。見下ろし視点のRPGで、戦闘はアクションポイント制のタクティカルバトルとDivinity Original Sinを意識した作品ということで、これなら大きくハズれる事はないだろうとさくっと購入。購入の基準がAzure Sagaと一緒なのに少し不吉な予感を感じたわけですが、それでもまあまったりとプレイができていました。

作品としては予想通り普通に遊べるRPG、他のゲームや映画などから色々なパロディ、オマージュをちりばめた、インディ―スタジオらしいといえばらしい仕上がりになっています。トリストラムから逃げてきた義足の小僧や、ハムスターを相棒にしている戦士もおり、RPG好きな人が作ったんだなあという部分は随所に感じることができました。



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またしてもハマる。

しかしながら7時間ほどプレイをしたところで進行不能バグに遭遇。必須イベントでの会話後、自動で次に進む場所への鍵が手に入るはずが、アイテム欄には何も入っていないという状態になってしまいました。フォーラムをみると何人か同じバグに遭遇してハマっている人がおります。Azure Sagaの悲劇再び。不吉な予感は大当たりしてしまいました。一応開発者へセーブデータをメール送付すればデータ修正対応をしてくれるようですが、気力が不足しているのといろいろ思う事もあって、プレイはここで終了することにしました。



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Divinity:OSリスペクトの画面。似てる。

いろいろ思う事の内容、ゲームを作るのって難しいなと。フォーラムでは開発者が積極的に返信を投稿しており、それを見ていると、やはり開発者はRPGが大好きで、特に昔ながらのCRPG、そして近年にそれらをより洗練させたDivinity Original Sinに大きなリスペクトをしており、これこそが本物のRPGなんだ、自分も本物のRPGを作るんだという気持ちで作成をしているようです。ただ、それが遊び手の視線からだと結構ズレているんですよね。

この作品では、敵は復活しないので経験値稼ぎプレイはできない、もちろん金稼ぎも不可でリソースの管理が必要、そして敵は強めで一戦一戦でやるかやられるかのシビアなバランスとなっています。ここまで書くとまさに昔ながらの骨太RPGと言った様子で開発者の理想通りなのですが、その実態はと言うと。

戦闘ではスキルツリー制でのスキルを使って戦うのですが、スキル数が10個程度、ツリーも3股程度で数が少ないのと、レベルで順番に解放されるタイプの為にビルドと言ったものはほぼ無く、決まったスキルで戦うのみになってしまいます。またスキルの強さはすべて武器に依存しているのと、レベル毎の武器攻撃力の差がとんでもないため、要求レベルに達したらすぐに武器を買うのが鉄則で、逆にそれをしないとどんな工夫をしようが通用しないという状態になってしまいます。ですからお金は武器防具のためにプールすべきで、あまり消耗品に金を掛けると詰みます。また戦闘は有限ながら、かといってDivinityのように大量のクエストとそれらからのExpがあるわけでもないのに、鍛えないと次エリアの敵には勝てないこともあって、結局エリア内に配置された敵をしらみつぶしに倒して回る必要があります。



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性能差がデカいんですわ。

そんなわけで少ないお金をやりくりして武器を買い、その武器で最強スキルを連発し、クリティカルやスタンが発動するのをただ祈るというジャンケンのような戦いを繰り返し、エリア内の敵を根絶やしにする作業を行い、終わったら次のエリアへ行き同じ工程を繰り返すという、上記の例に挙げたオールドスクールRPGとは全然違うプレイ感をになってしまっております。

理想は分かるんだけど、遊ぶのと作るのはほんと別モノなんだなと考えさせられる作品です。自分もRPGはかなり遊んでいるし好きだけど、もしも作ると理想とはかけ離れてこんな風になってしまうのでしょう。言うは易く行うは難し。自省させてくれます。

けっこう厳しい事を書きましたが、プレイが苦痛というほどではなく、進行はほぼ1本、クエストもシンプルな物ばかりで、バグに合わない限りは困る事なく最後まで楽しめるでしょう。その辺もAzure Sagaと一緒ですね。最後までやってないから、ここからすごい分岐とかあるかもしれませんが。シンプルなのも、挫折するかどうかわからないけど英語のRPGに挑戦してみるぜというような方には、読まなくても何とかなるくらいこの塩梅がちょうどいいのかなとも思います。戦術面ではGrotesque Tacticsなどの方が面白いしデキがよいと思うので、総合的に見てそれほどのオススメはしかねる作品ではありますが、RPGの理想と現実というものを実感できるという点では得るものがあります。気になる人はやってみるのもいいんじゃないでしょうか。
[ 2019/08/16 09:13 ] PCゲーム その他 | TB(0) | CM(0)

Azure Sagaでハマる

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Steamから勧められた作品に手を出してみようと、Azure Saga: Pathfinderをやっていました。開発はインドネシアで活動をしているインディースタジオで、SFC~PS1時代のJRPGに影響を受けており、特にPS1のスターオーシャンに強く触発されたとインタビューで語っていた記事を読んだ記憶があります。そんな彼らが開発したこの作品は、ファンタジーとSFを融合させた舞台でのRPG。ひねっているようでよくあるといえばよくある。でもそれがかえって安心できるというような設定です。作品はクォータービューのフィールドを歩き回り、戦闘は画面を切り替えてのコマンド入力をするターン制戦闘。というわけでまさにコマンド式JRPG全盛期の作りとなっています。これなら大きく当たる事は無くても大きく外すこともあるまいと、購入してしばらくやっていました。



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奇をてらわない戦闘

そしてその結果はというと、8時間ほどプレイして中盤を超えたかなというあたりで、ハマり終了となってしまいました。なんてこったい。フィールドでは丸太を転がして道を作るなどのギミックが用意されており、片方からしか押せないような配置になっているそれを使いながら、パズルのようにして道を作っていく必要があるのですが、進んだ後に画面を切り替えると初期配置に戻るという設定のおかげで、ものの見事に戻れなくなってしまいました。ダンジョン内ではワープポイント間で瞬間移動ができるという仕掛けもあり、入口近くにあったであろうそれを取っておけば、パズルエリアを超えた先にあるポイントで戻れたのだと思いますが、最初の探索でそれがあった方の道を取らずにぐいぐい進んだ結果、手の内にあるのは、ダンジョン奥のワープポイント-ひとつでは意味をなさないもの。そして戻れない陸路。というこれ以上ないくらいのハマり。こういうのはテストプレイやデバッグで発見するものでしょうけど、インディーの弱みが出てしまったというところでしょうか。

作品の内容はというと、悪い所はそれほどなくとも、この作品ならではという所も特になく、まさに普通と行ったところ。一応戦闘では特定の技を組み合わせるとコンボ技が発動し、ダメージ倍率が跳ね上がるという仕掛けがあり、それを使って強敵を倒していくところに面白みがあります。ただコンボ絡みではやはりJRPGの方に一日の長があり、もっと面白いシステムの物が色々ありますしね。似たような世界観の作品だと旧ファンタシースターシリーズなんかがそれっぽい所ですが、あれの4でも同様のシステムがあり、そちらではコンボ技の場合だと、単体で技を使うのとは全く違う特殊効果を発揮するような技が多く、ただダメージ倍率が変わるよりはさらに奥深く楽しい物でありました。やはりもう一味欲しい所です。



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見た目はいい感じなんだけど

グラフィックやデザインは丁寧には作られており、その見た目からなかなか面白そうじゃないかと気持ちになるけれど、その中身は普通で何か足りないなあという気持ち。これをプレイしている時に、昔SFCで出ていた「レディストーカー」という作品が脳裏をふっとよぎりました。あれもちょうどこちらと同じクォータービューでグラフィックは面白そう、しかしその中身があまりにも普通というもので、なんとも言えない物足りなさを感じたものでした。マイナーな作品を出して申し訳ないが、プレイしていた人にはその普通感を感じてもらえると思います。

色々厳しめの事を書いてしまいましたが、古き良き時代のJRPGが好きでそんな作品を作った、それも海外の方が。そんな事実と志に関しては応援したい気持ちが強いので、同じような気持ちになった方は試してみるのもよいではないでしょうか。あくまで普通であり、悪くはないので。進行不能にだけ気を付けて、セーブを複数持ちながら、かつダンジョンでは最初にワープポイント探しをするように進めていきましょう。
[ 2019/07/22 06:24 ] PCゲーム その他 | TB(0) | CM(0)

仮面舞踏会

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Masquerada: Songs and Shadowsをクリア。しばらく前からSteamでは自分がプレイした作品と同系統の物をお勧めしてくれる、ネットショップでよく導入されている機能と同様の物が実装されています。Amazonみたいに洗濯機を買ったら、その後も毎月買えと言わんばかりに延々と洗濯機を勧めてこられたりすると迷惑ですが、ゲームだとタイトル数もジャンルも非常に多いので、これは便利な機能な機能だなと思いながらリストを眺めていた時に、これが目に留まって購入した作品です。



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戦闘はリアルタイム。仮面の能力で敵を倒せ!

見下ろし視点のRPGで文章多め、戦闘はリアルタイムで進行していく中、ポーズを交えながら4人のパーティーに指示を出し、様々なスキルを使いながら困難な戦いを潜り抜けていく。ここまで聞いた時点でこれはもう大好物ですよ。レビューにストーリドリブンだとかライナーだとかいう評価が結構あったのが気になったけれど、値段も確か1,500円くらいで安かったので、外してもダメージは少ないなとさくっと購入し、だらだらと遊んでおりました。

そうして終わらせた感想、確かにこれはドラマだなと。舞台は中世ヴェネチアあたりをモチーフとした都市。そこでは仮面を纏う事で超自然の能力を操る者達の組織が治めており、主人公達はその都市で起こった事件を調べていくうちに、その裏で進行している陰謀が明らかになっていく・・・。というぐっとくる導入から、途中に登場人物たちの葛藤や友情なども交えながら、ぐいぐいと引き込んで進んでいきます。タイトルにもあるMasqueradの名の通り、主人公達も皆、戦闘時は仮面を装着して派手なスキルを繰り出しての戦い、殺陣もかっこよくキャラクターも立っておりと、画像からもドラマ性の高さが伝わってきます。

ただレビューでいくつも指摘がある通り、進行は完全にストーリーを追うのみとなっています。マップ構成は小さめに区切られたエリア単位で、次に進むエリアへの切り替わりポイントがあってそちらに進むのみで、自由な行き来や後戻りはできません。またキャラクターにはスキルポイントとスキルの要素はあれど、戦闘時に使用可能なスキルは各自4種類のみ、それ以外のレベルやステータス、装備などの要素は一切ないので、カスタマイズ要素もほとんどないといっていいものです。ストーリー重視で進行がライナーな似たようなタイプということで、これまでに私がプレイした中で言うとAarklash LegacyやShadowrun Returnsシリーズ、あとBanner Sagaシリーズあたりが近いところでしょうか。そこからさらに成長要素などを削ぎ取ったようなスタイルになっています。確かにドラマはいいんだけれど、ちょっと削ぎ取り方が極端だよなあ。

あと地味に困るのが、文章が全自動で進むところ。早送りやスキップはできるけれども、ボタン押すまで文章を止めるという設定はありません。上で挙げているようにストーリー重視のおかげで会話イベントが非常に多く長めなのもあって、読み取り聞き取りには結構なエネルギーを使います。一文一文は短めなんですけどね。ただまあ、謎解きや選択肢なども特になく、きちんと読んでいないと詰むということも起こりませんので、気楽に読み流しながらのプレイも可能です。



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ストーリーもキャラクターも存在感あり

世界観がとかストーリーがとか言うと、ダメな作品を褒める時の逃げ口上のようになってしまいますが、この作品に関してはその2点がかなりレベルが高く、作品の世界をもッと知りたいという気持ちにさせてくれました。これは何か原作があるんでしょうか?世界観だけでこのまま小説にしてもよさそうなくらいの出来になっていますし、仮面を装着しての能力バトルというのも漫画などにすると燃える展開になりそうに思えます。むしろ小説にしたほうが売れるんじゃないかなと思えるほど。これをプレイした後にミストボーンを読みたくなってきました。

ゲームとしては正直なところ微妙な点が多いなとは感じますが、操作性やUIはよく、進行フラグ建てや移動時間などのストレスになる要素も皆無なので、楽しくプレイをしながらストーリーを追う事に集中できます。たまには映画のようなゲームをしたいなという気分になった時には手を出してみるのもいいんじゃないでしょうか。

[ 2019/03/15 08:52 ] PCゲーム その他 | TB(0) | CM(0)